ACLの水原戦は、引き分け狙いではなく、必ず勝たなければならない。
アウェーだろうが、戦力に差があろうが、短期決戦は負けたらそのまま下がっていくだけだ。
もちろんプラン通りやれば必ず勝てる。 負けて当たり前だと思ってやればいい。
第2戦のブリスベン戦は、水原戦の結果によって変える。
勝ったときは引き分けでいい。 負けたり引き分けたりしたら勝ちに行く。
負けたときは開き直って行くだけだから問題はない。
しかし勝ったときに次も勝ちに行くのは精神的にかなり負担が掛かる。
この試合はホームで、勝ちたくなるのは当たり前だ。 しかし勝ちに行って勝てる相手じゃない。
サッカーは、欲を出せば負ける。 短期決戦だから一度も負けたくない。
短期決戦とは言え、全ての試合に勝ちに行く必要はない。
ノックアウト方式だから引き分けを使い分ける。
トーナメントなら守って相手のミスを誘う。
日本代表のサッカーなら負けて当然だ。焦って攻撃するほどリスクは高くなる。
トーナメントの戦い方がわかっていないことが敗因だ。
しかも、カウンターがあるとわかっていながら、守ってくる相手に早い攻撃などありえない。
どう考えても一発勝負なのに90分全力で行く理由がわからない。
ACLに限らず全ての試合に勝ちに行く愚かなら成長できずに終わる。
第1戦はもちろん勝ちに行くが、結果は気にする必要はない。
第2戦は必ず勝てる。ブリスベンは闇雲にプレスに来るだけ。クリアするだけで勝てる。
第1、2戦とも戦力は相手が上だがプラン通りやれば勝てる。
サッカーはどう戦うかだ。戦い方で勝敗が決まる。
プレスに来るなら攻略は簡単。クリアするかロングボールで背後を付く。全く恐れる必要はない。
サッカーはラグビーじゃない。
クラブワールドカップを見ていたらレアルマドリードもプレスだった。
テクニックやスピードだけで取りに行くサッカーだ。
確かにスピードやテクニックでは勝てないが、サッカーはそれだけじゃない。
攻撃的に行くほど弱点は多くなるし、戦術や気持ちで勝っていれば失点は防げる。
こういうチームに勝つために失点を防ぐサッカーをやっている。
何度も負けて、何度も失敗して、その度に成長してきた。
相手が攻撃的に来るサッカーなら絶対に負けない。